2012年7月30日月曜日

「ぼくらのフンカ祭」「台風の日」

週刊スピリッツで連載されていた、真造君の「ぼくらのフンカ祭」の単行本が発売されたので買って来ました。
同時発売の短編集「台風の日」も一緒に買いました。

実は、スピリッツの連載は最後まで読みませんでした。
というか、あえて読まなかったと言った方が正しいかもしれません。
この漫画は一気読みした方が、入り込めると思ったからです。
家まで我慢できず、帰りの電車で一気読みしました。

この漫画、かなり良いです。
友達フィルターを取り外しても、きっと「良い」と言うでしょう。
特に高校生以上の男子に読んでもらいたい!もちろん女子も読んでね!
日常生活で遭遇するかもしれない、非日常的な場面。
そんな遠すぎない、身近な非日常を描くのがとても上手だと思いました。
それと、これぞ青春!と言わんばかりの身に覚えのある描写。
なんだか、リアルな感動がそこにあります。(大げさか…)

同時発売の短編集「台風の日」も、同じ事が言えます。
普通に生活していたら、ほとんど遭遇する事ない出来事や事件。
でも、遭遇しないとも限らない。
そんな、絶妙な距離の非日常が物語に上手に盛り込まれています。

連載で見切ってしまった人がいたら、騙されたと思って一気読みをおすすめします。
「ぼくらのフンカ祭」「台風の日」どちらも違ったカラーで面白かったです。
感動したい人は「ぼくらのフンカ祭」の方をおすすめします!



左:ぼくらのフンカ祭  右:台風の日
フンカ祭の表紙は大胆で、若者のパワーを感じる装幀デザインです。
台風の日の表紙は、収録されている話の登場人物が描かれています。発色きれいです。
それにしても、帯コメントのメンツがめちゃくちゃ豪華…




フンカ祭は本編318ページとボリューム満点です。
分厚いです。



ちなみに紀伊国屋か、ヴィレッジヴァンガードで購入すると、特典ペーパーがついてきます。
僕は紀伊国屋で買いました。
紀伊国屋とヴィレヴァンで特典が違うとの事です。
気合い入ってる人は、両方買ってもよいかも?